コロナ禍での参加制限がなくなり、大勢の人が集まりました。

去る10月30日、東京・幡ヶ谷のゴータミー精舎にてカティナ衣法要が執り行われました。この法要は、雨安居をお過ごしになったお坊様に在家が衣などをお布施する法要です。当日は、ウィセッタ長老、スマナサーラ長老、八王子の正山寺からダンミッサラ長老をはじめ3名のお坊様、そして雨安居をゴータミー精舎でお過ごしになったヘーマラタナ長老とプンナ師、アラナ精舎でお過ごしになったチャラナ師にご参加いただきました。

スマナサーラ長老のご法話は、カティナ衣法要の意義を宗教社会学的にひも解くもの。人間の根源的な怯え、宗教・国家の発生、出家システムの誕生、対話文化、雨安居、衣のお布施と、マインドマップを展開するように、誰にでもわかりやすくお話しいただきました。当協会のYouTubeチャンネルで視聴できるので、ぜひご視聴ください。

今回、コロナ禍で設けていた参加人数の制約はなく、懐かしい顔や新しい顔を含め100名ほどの在家が集まり、活気にあふれた法要となりました。「仏教は、心の安らぎを求めることであって、宗教ではありません。お寺は心の安らぎを求めるところですから、オープンでなければなりません」というスマナサーラ長老のお言葉が印象的でした。

雨安居期間中、ご法話をいただくなどご指導いただいたお坊様、お坊様とともに修行に励まれた皆様、さまざまなお布施をお寄せいただいた皆様、法要の運営に力を合わせた皆様に、深く御礼申し上げます。

三宝のご加護がありますように!